MiniMax H3 をスマホで使うのに、GPU も ComfyUI も要りません。「使い方」で検索して出てくる記事のほとんどはローカル導入の手順ですが、H3 は 33B のモデルで、最適化後でもメモリ使用量が 42.5 GB あります。手元で動かす話と H3 を使う話は、はじめから別物です。
スマホのブラウザだけで生成できます。インストールもダウンロードも不要。当サイトでは 5 秒 70 クレジットで、出力は 2K・24fps・ステレオ音声つき。やることは「日本語で書いて、生成を押す」だけです。

MiniMax H3 の記事が ComfyUI の話ばかりな理由
H3 がオープンウェイトで公開されたからです。MiniMax は重みを配布し、ComfyUI も 2026 年 8 月 3 日に対応。動画生成モデルとしては珍しく「自分で落として動かせる」ので、技術系の記事が一斉に手順を書きました。
問題は、落とせることと動かせることが別だという点です。ComfyUI が最適化してなおメモリ使用量は 42.5 GB、VRAM は 24 GB 級、システム RAM は 64 GB。公式のデプロイ例に至っては GPU 4 枚です。ノート PC の多くはここで脱落し、スマホは対象にすら入りません。「スマホで」と探している人にとって、上位のローカル導入記事は答えではなく遠回りです。
スマホからの手順は 3 つだけ
- ブラウザで H3 のページを開く
- 日本語でそのまま書く(翻訳は不要です)
- 秒数と縦横比を選んで生成する。9:16 なら SNS にそのまま上げられる縦動画が出ます
生成中にブラウザを閉じても結果は履歴に残ります。

MiniMax H3 は秒数だけで値段が決まる
H3 には解像度の選択欄がありません。常に 2K なので、消費クレジットは秒数だけで決まります。

右の列を見てください。同じ 5 秒を シーダンス 2 Fast の 720p で出すと 105 クレジット。H3 なら 2K で、音声つきで 70 です。H3 は映像と音声を同一パスで生成するので、音を別に用意する手間もかかりません。
当サイトで 5 秒を生成して出力を調べたところ、2560×1440・24fps・音声 2ch(32kHz)でした。音を別ツールで足す工程が消えるので、スマホ 1 台で完結させたい場合はこの差が効きます。
MiniMax H3 を組み込んで分かった、記事に出てこない制約
当サイトは 2026 年 8 月 1 日に H3 を組み込み、公式ドキュメントにも解説記事にも無い挙動を踏みました。

引っかかりやすいのは 1 つ目です。写真から動画を作る場合、縦横比の指定は効きません。 入れた画像の比率がそのまま出力になるので、縦動画が欲しいなら縦の写真を使ってください。プロバイダが aspect_ratio is not supported in image-to-video mode と返します。
3 つ目は利点でもあります。下書きのつもりで生成しても出てくるのは本番と同じ 2K で、試した画質がそのまま仕上がりの画質になります。
MiniMax H3 が向く場面、向かない場面
| やりたいこと | |
|---|---|
| 向いている | セリフや環境音つきの短い映像を 1 回で完成させる/2K のまま SNS や資料に出す/スマホしか手元にない |
| 向かない | 15 秒を超える尺(シーダンス 2.5 の最長 30 秒が素直)/参照画像とフレーム画像の併用/安く数を打つ |
メモリ 42.5 GB と VRAM 24 GB の GPU を用意する代わりに、ブラウザを開いて日本語を書けば同じモデルが動きます。生成画面を開く / 料金を見る
MiniMax H3 は無料クレジットだけでは試せません
先に書いておくと、H3 の 5 秒は 70 クレジットですが、登録特典の 97 クレジットでは H3 を動かせません。 無料クレジットの対象は シーダンス 2 Mini で、480p・10 秒までなら 95 クレジットに収まります。操作の流れと日本語プロンプトの通り具合を確かめるなら、まずここが早いです。H3 の 2K とステレオ音声は、クレジットを追加すると使えます(料金ページに設定ごとの目安があります)。
FAQ
MiniMax H3 はスマホで使えますか?
使えます。ブラウザから生成するので、iPhone でも Android でもインストールは不要です。端末の性能は関係ありません。
H3 の公式アプリはありますか?
MiniMax は Hailuo Video というアプリを iOS / Android で配信しています。ブラウザなら、そのインストールなしで同じ H3 が使えます。
H3 をローカルで動かすには何が必要ですか?
ComfyUI の最適化後でもメモリ使用量が 42.5 GB、VRAM 24 GB 推奨、システム RAM 64 GB 以上。公式のデプロイ例は GPU 4 枚構成で、スマホや一般的なノート PC では動きません。
日本語のプロンプトに対応していますか?
対応しています。多言語のプロンプトを直接受け取るので、英訳は不要です。
消費クレジットはいくらですか?
5 秒 70、10 秒 135、15 秒で 205 クレジットです。解像度を選ばないため、秒数だけで決まります。
シーダンス 2 とはどちらを使えばいいですか?
2K と音声を 1 回で出したいなら H3、長い尺や 1080p が要るならシーダンス系です。詳しくは H3 とシーダンス 2 の違いへ。
数字だけもう一度。ローカルならメモリ 42.5 GB と VRAM 24 GB、ブラウザなら 70 クレジットで 5 秒の 2K。同じモデルです。
最終更新:2026 年 8 月
参考にした情報
Hugging Face の MiniMax-H3 モデルカード(33B / SGLang 4 GPU)、ComfyUI 公式ブログ(2026 年 8 月 3 日・メモリ使用量 123.6 GB → 42.5 GB)、および当サイトの実装値(消費クレジット、実測の解像度・fps・音声、プロバイダのエラー挙動)。
